カネなし女ナシのサラリーマン空山舜。彼女にフラれてやけ酒をあおっていたある日、実家から一通の手紙が転送されてきた。差出人の欄には、何と自分の名前が…。
それは舜が小学生のとき、25年後の自分宛てに書いた手紙だった。「25年後の自分は社長になってランボルギーニ・カウンタックを買っている」と書かれたハガキと、カウンタックLP400のスーパーカーカードが封入されていた。それを見た舜は奮起し、25年前の夢をかなえるべくLP400を買うことを決意する。
そして数日後、インターネットでカウンタックの情報を集めていた舜は、ワンオーナーのLP400を譲りたいというページを見つけた。そのページに書かれていた条件は、カウンタックを欲しい理由を書いてメールで送ってほしい、というもの。半信半疑ながら、舜はLP400に対する「想い」と「夢」を書いて送信。「条件が合わない場合は返信が無い」とされていたが、わずか1時間後、舜のもとへメールが返信されたのだった。待ち合わせ場所に現れたのは、ロールス・ロイス・ファントムに乗った若い女性。彼女に導かれるままに大富豪・浦島龍童の元に案内された舜は、新車同様のオーラを放つLP400に出会う・・・