歴史のタブーを暴く衝撃――。
独裁者の青春。世界はカオスであり、調和である。
カノッサの屈辱、破壊され封印された皇帝の墓。ダンテの『神曲』に隠された、500年間明かされなかった歴史の秘密とは――。すべての謎は斜塔の街、ピサに眠る。
「あと1歩、あと1歩だ――ハインリヒ」
「教皇派を叩き潰せ」
「チェーザレ様! それ以上言ってはなりません」
「危険思想です」
中世ヨーロッパ最大の事件「カノッサの屈辱」。イタリア文学史上最重要古典『神曲』。皇帝と教皇が最高権力をかけて争った時代、生き残る者は頂点に立った者だけだった。若き司教チェーザレはピサ大聖堂に封印された政争の真実を知る。そして迫る次の教皇選。チェーザレ・ボルジア、16歳のクリスマス。
ついに漫画は歴史の新説を生んだ。世界遺産ピサ大聖堂に眠る、中世ヨーロッパの真実を暴く衝撃の超美麗ルネッサンス絵巻。