モチノキ第二中学校に通う中学二年生の少年・高嶺清麿は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう凄まじい頭脳の持ち主だった。しかし、中学進学を期にしてその頭脳が周囲からの嫉妬を生み、清磨はクラスに馴染めず、不登校を繰り返す鬱屈した日々を送っていた。
そんなある日、清麿の家に天真爛漫な謎の少年・ガッシュ・ベルが現れる。彼はイギリスにいる清麿の父・清太郎から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、遥々日本までやってきた。ガッシュは過去の記憶を失っており、唯一の所持品は謎の言語で記された赤い本だけ。本に記された呪文を読むと電撃を発する力を持つガッシュを清磨は危険視するが、協力して銀行強盗を撃退したことで打ち解ける。このことを切っ掛けに清磨とクラスメートの関係も改善されるなど、ガッシュの来訪によって清磨の生活は変わり始めた。
やがて清麿とガッシュの前には、ガッシュの赤い本と似た本を携えた敵が次々と現れ、戦いを挑んでくる。実はガッシュは、千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた100人の魔物の子の一人だった。戦いが激しくなる中、戦いを強要されていた魔物の少女・コルルと出会ったガッシュは「やさしい王様になってこの戦いを止めさせる」という志を抱き、清磨もその願いを叶えようと決意する。