▼第1話/絶望の淵▼第2話/成分表示▼第3話/1970年の嘘▼第4話/旧交▼第5話/全身全霊▼第6話/宇宙人▼第7話/サダキヨの決意▼第8話/廃墟▼第9話/ゴジラ▼第10話/母の言葉▼第11話/ヤマネ君▼第12話/理科室の思い出●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。2000年末、自分が子供の頃書いた「よげんの書」通りに、謎の男“ともだち”が世界を滅ぼそうとしているのを知り、仲間と共に戦い、命を落とす)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。17歳の女子高生。現在、チャイナタウンにある中華料理店「珍宝楼」でアルバイト中)、小泉響子(カンナと同じ高校に通う女子高生。ケンヂの行方を追い、“ともだちランド”に送り込まれたが、何とか洗脳を逃れて帰還)●あらすじ/“ともだち”に追われる同級生・小泉を救うため、校長と一緒に学校を飛び出したカンナ。だが、途中で“ともだち”が自分の父親であることを告げられ、深い絶望に陥ってしまう。見知らぬ若者たちの車に乗り、ドラッグに手を伸ばすカンナ。だが、彼女の心にケンヂの言葉が……!?(第2話)●本巻の特徴/戦う意志を取り戻したカンナは、小泉やヨシツネと合流。モンちゃんが残したメモを頼りに、母・キリコの行方を追う。少しずつ明かされる“ともだち”の周辺、そして彼らが恐れる“1970年の嘘”とは……? いくつもの謎が複雑に絡み合う、緊迫の最新集。●その他の登場人物/オッチョ(ケンヂの幼なじみ。カンナと再会するため、海ほたる刑務所から脱走)、ユキジ(ケンヂの幼なじみ。現在、カンナの面倒を見ている)、ヨシツネ(ケンヂの幼なじみ。地下組織をつくり、“ともだち”に反攻するチャンスをうかがう)、サダキヨ(ケンヂの幼なじみ。英語教師としてカンナたちの高校に赴任)、モンちゃん(ケンヂの仲間。“ともだち”の謎を調査中に死亡した)、万丈目胤舟(“ともだち”組織の幹部であり、中核組織である友民党の党首)