新潟・日本海高校野球部のピッチャー、新田小次郎は、抜群の速球を誇りドラフト会議の目玉であった。自らの信念を貫く彼は、交渉権を得た武蔵オリオールズへの入団を拒否し続け、世間から猛反発を招く。ドラフト制度が廃止されたことで新田小次郎 は武蔵オリオールズに入団。開幕戦のマウンドに立ち、同年のライバル国友力のいる新宿メッツを相手に17回完投勝利を飾る。
その後は草野球出身の酔いどれ監督俵幸太郎の元、かつての意中の球団博多パイレーツなどワイルド・リーグの各球団と激戦を繰り返す。前期終了後迎えたオールスターゲームで新田小次郎は偶然「光る球」を投げる。その球をものにしようと試行錯誤を繰り返すうち、スランプに陥ってしまう。