▼第1話/告白のあと▼第2話/最後の歌▼第3話/東京都民の皆さん▼第4話/あんたの勝負▼第5話/あなたが生きなさい▼第6話/お面大王▼第7話/敵に渡すな▼第8話/続伝説の刑事▼第9話/何もするな▼第10話/正義の始まり▼第11話/正義を守る男▼第12話/遊びの終わり▼第13話/決着
●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。“2000年血の大みそか”で“ともだち”の作った巨大ロボットに敢然と立ち向かった男。死んだと思われたが18年ぶりに姿を現した)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。ケンヂの意志を継ぎ“ともだち”への復讐を誓う)、ともだち(ケンヂが幼少時代に書いた“よげんの書”をもとに地球滅亡を企てた男。2015年、ローマ法王を暗殺者から救い、世界に君臨する神となる。そしてウイルスを世界中にばらまき、世界を滅亡させた)
●あらすじ/“ともだち”による世界滅亡宣言から2日後。一時は暴動や略奪などのパニックに陥った東京の市民も、今はただ空飛ぶ円盤から撒かれる最終ウイルスに怯えて自宅に閉じこもっていた。そんな中、放送局を占拠したカンナはマイクの前に立ち、人々を万博会場に集めるために“音楽祭”を開くことを宣言する!(第3話)
●本巻の特徴/全ての嘘を告白し、1週間で世界を滅ばすことを宣言した“ともだち”。唯一の避難場所が万博会場であることを突き止めたカンナたちだが、恐怖で家に閉じこもった民衆を導く術はあるのか!?
●その他の登場人物/ユキジ(ケンヂの幼なじみ。“血の大みそか”後、カンナの面倒を見ていた)、高須光代(元“ともだちランド”の従業員で、友民党の新幹事長)、小泉響子(“ともだち”のカラクリを知ってしまった、カンナの元同級生)、神様(予知能力がある老人。ホームレスから大金持ちになり、日本人初の民間宇宙旅行を実現)、マルオ(ケンヂの仲間。国民的歌手・春波夫のマネージャーをしながら仲間の行方を捜す)、ケロヨン(“血の大みそか”のとき、ケンヂの呼びかけを断った幼なじみ。その後、アメリカで移動そば屋を経営していた)、キリコ(カンナの母親。“血の大みそか”でばらまかれた細菌兵器をつくった研究者のひとり)、ヨシツネ(ケンヂの仲間。現在、ゲンジ一派を組織して“ともだち”政府に抵抗)、オッチョ(ケンヂの幼なじみ。棒術の達人。地方に隔離されたが、壁を越え東京に戻ってきた)