内容紹介
▼第1話/豹の檻▼第2話/カルーンの鷲▼第3話/アナトリアの蟻▼第4話/死の都市の蠍▼第5話/井戸の中の鼠▼第6話/賭けの王道▼第7話/禁断の実▼第8話/西から来たサンタ●登場人物/平賀=キートン・太一(母は日本人、父は英国人、英国国籍所持。オックスフォード大学出身、胡桃沢大学「考古学」講師兼フリーの保険調査員。元SASサバイバル教官)●あらすじ/学術調査のためにバグダッドを訪れていた英国王室のリチャード殿下が消息を断った。彼を人質に取ろうとしたイラク兵の急襲を逃れ、イラク国内に潜伏しているらしい。しかし、重大な問題が発生した。彼は糖尿病の薬がなければ生きられないのだが、手持ちの薬はあと5日分しかない。5日以内に救出しなければ彼は死んでしまう。緊急事態に陥った英国政府は、日本にいるキートンの元へ大使を派遣する……(第1話)。▼リチャード殿下の友人でもあるキートンは、彼を救出するためにバグダッドに潜入。一方、リチャード殿下は救出者と落ち合うために隠れ家脱出を試みる。しかし焦った彼は一人のイラク軍兵士をひき殺してしまう。その兵士が“カルーンの鷲”と恐れられた戦車部隊の隊長の息子だったことから……(第2話)。●本巻の特徴/1~5話を費やして語られるバグダッドでのリチャード殿下救出のエピソードが本巻の目玉●主な登場キャラクター/平賀太平(第1話)、平賀百合子(第8話)
出版社からのコメント
考古学者にしてオプ(探偵)。元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官。さまざまなキャリアを持つ男・平賀=キートン・太一が、世界をまたにかけ、保険調査員として難事件に挑む、知性派サスペンス!!