平凡なサラリーマンである稲葉十吉は、営業先から帰宅する運転中に「二丁」のコードネームを持つ凄腕のヒットマンと遭遇する。刺客の襲撃を受け、既に瀕死の重傷を負っていた二丁は十吉の目の前で自身が仕事を請け負う犯罪組織『コンビニ』に電話し「ターゲットが死亡せず、自身の女が助からなかったら稲葉十吉とその家族を皆殺しに。ターゲットが死亡し、自身の女が助かったら全財産を稲葉十吉に渡す」と依頼して死亡する。十吉は自身の生活と最愛の妻を守る為に何が何でもターゲットを殺し、二丁の恋人・ちなつを救出しなければならない破目になってしまう。十吉のサラリーマンとヒットマンの二重生活の幕が開けた瞬間だった。