●主な登場人物/城石一(通称イチ。いじめられっ子の過去があり、普段は気弱な青年なのだが、その正体は、凶器となる蹴り技をもつ殺し屋)、“ジジィ”(年齢・本名不明。ヤクザの破門者たちを集め、犯罪集団「破門グループ」を組織)
●あらすじ/「破門グループ」のアジトにやってきた垣原組の面々。捕らえられてしまった昇は、イチと“ジジィ”の居場所を教えるよう、凄惨な拷問にかけられる。
●本巻の特徴/いじめられっ子だった高校時代のトラウマに悩み、スランプに陥ったイチ。しかしテレクラで知り合った、電話の向こうの女性の話がきっかけで立ち直り、本格的に動き出した。“ジジィ”は「イチによる平和の新宿(ハイキョ)計画」を実行にうつすべく、6人の人物の殺害をイチに託す。
●その他の登場人物/垣原(垣原組組長。残虐な嗜好を持つ)、金子(垣原組の鉄砲玉)、昇(「破門グループ」の一員。銃のプロフェッショナル)、二郎・三郎(阿藤組の生き残りの双子。組長クラスのヤクザの女房を寝取り、後で脅して金儲けをしている。今は垣原と行動を共にする)