300万部突破!仙果録の核心も明らかに!
子を産めば、仙果は死ぬ・・・! 実沙緒はどうなる!? そして匡はどうする!?
幼い頃から、妖が見える実沙緒。そんな彼女をいつも守ってくれた初恋の人・匡。「いつかきっと迎えに行くから」・・・子どもの時に交わした約束通り、16歳の誕生日の前日に実沙緒は匡と再会する。
けれどそこで告げられたのは、「16歳を境に、仙果である実沙緒の血肉が妖に不老不死を与え、花嫁に迎えればその一族に繁栄をもたらす」というものだった。そして匡もまた、実沙緒を狙う妖、「天狗」の当主だったのだ。
人間の実沙緒が妖の匡と結ばれた後、どうなるかわからないという状況のなか、匡が瀕死の状態になり、ついに2人は結ばれる。
絶大な力を得た匡だったが、そこに消息不明だった兄・祥が現れ謀反を企てる。壮絶な戦いの中、祥は「匡はいずれ実沙緒を殺すことになる」という、不吉な予言を遺し絶命する。
そんな折、実沙緒の妊娠が判明。仙果の運命を記した書物・仙果録は行方不明のままだったが、反目していた妖・鵺(ぬえ)の残党から「子を産むと同時に仙果は死ぬ」という、恐るべき仙果録の結末を知らされて・・・!?