有史以前、まだ神々がこの世界を導いていた時代。東方の小国ルーンの王子クルトは母親の顔を知らず育ったが、8歳の誕生日を目前にして真実を知る。クルトが生まれて間もなく妖女メデューサがこの国を襲い、クルトの母ガラティアを石に変えてしまっていた。メデューサがはるか西に棲むと知ったクルトは、メデューサを倒して母を救うべく旅立つ。しかし、それは母を救うだけでなくクルトが王になるための試練の旅でもあった。 旅の果てに、母ガラティアとメデューサとの2人が元は"母なる人"として世界を背負う存在の母体となっていた筈という重大な秘密を知ることになる。