10月末に利根川水系で開催したBasserAllstarClassic総力特集号です。 30周年記念大会を制したのは今年度のJB TOP50チャンプであり、国内屈指のクランカーでもある北大祐選手。初日はクランクベイトで、冷え込んだ2日目はスピナーベイトで連発に次ぐ連発劇を披露してくれました。なぜ水温が下がっても巻いて釣ることができたのか? 100を超える選択肢のなかからワイルドハンチとハイピッチャーを選んだ理由は? 試合中に気付いた「ある条件」とは? すべてを明かします。サイドストーリーとして、北選手のボックスに入っていたすべてのクランクベイト(全104個!)を1個ずつ解説する記事も掲載しています。 「優勝者だけでなく、全選手の釣りを詳報する」というオールスターの理念は30年経っても健在です。19名の移動経路や投げたルアー、アクションなどをすべて公開しています。たとえば、2位・小森選手のプレスアングラーはキャスト数と時間を実測。記録は2日間で2129投。ルアーごとの内訳や見切りのタイミングなどをより具体的に伝えています。 リアルなトーナメントドキュメントとして、人間ドラマとして、そして週末の釣行で即試せるテクニック集として……。さまざまな読み込み方ができる一冊です。「読むトーナメント」、いかがでしょうか?