[第一の使徒]の記述が、ついに繙(ひもと)かれた!!
神咲豊多香の遺言状に記されたワイン『第一の使徒』の記述を繙いた神咲雫と遠峰一青。すでに、そのワインに心当たりのある気鋭のワイン評論家・一青に対し、素人同然の雫はその手がかりさえもつかめない。そんな折、ふと立ち寄った画廊に『第一の使徒』の描写そのものの1枚の絵を見つける。「とあるワインに感じた心象風景を描いた」というその絵に、束の間の快哉を叫ぶ雫だったが、不幸にもその絵を描いた女性は、昔の記憶を失い、ワインの銘柄どころか、自分の名前さえも覚えてはいなかった――。
[巻末特別付録]
神の雫がより楽しめるコラム 今夜使えるワイン談義
神の雫オリジナル ワインチャート/リスト
犬でもわかるワイン用語集
亜樹 直の週末ワイン