登場人物/海野幸(両親に先立たれ、3人の弟妹を育てている高校3年生。兄の2億5千万の借金を返すことになる)、桜田純二(営業主任とは名ばかりで、実はただの借金取り。幸に想いを寄せている?)、●あらすじ/現在、女子高生の海野幸は、亡くなった両親に代わり、3人の弟妹の面倒を見ているけなげ女の子。貧しいながらも楽しく暮らす、その家に突然、兄が帰ってきた。いつも、うまい儲け話に載せられては騙されている兄。今度は、松茸とトリュフの養殖をやると言っており、やたら景気がいい。その兄がいなくなって2か月後、借金取りの桜田が現われる。その桜田から幸は、兄が借金を抱え、逃げ回っていると告げられる。兄の身を案ずる幸は、自分が返すと言い出す。しかし、その借金は2億5千万円という莫大なものだったのだ・・・(第1話)。2億5千万の借金は普通に働いて返せる額ではない。幸は借金取り・桜田にソープ城として働いて借金を返済しろと、ソープランドへ連れていかれるが、そこを逃げ出す。そんなある日、幸はTVで「テニスのトップ・プレイヤーの年間獲得賞金が2億5千万」というニュースを耳にする。かつて、全日本ジュニア選手権を制した過去がある幸は、プロ・テニスプレイヤーとなる決意をし早速、高校に退学届けを提出するのだった(弟2話0)。●本巻の特徴/兄の2億5千万の借金を返すため、海野幸はプロ・テニスプレイヤーを目指すことになる。3年前の全日本ジュニア選手権を制した過去がある幸は、3年のブランクにも関わらずインターハイ3位の賀来菊子を相手にしないが・・・。●その他の登場キャラクター/海野家康、舵樹、沙代里、三悟(第1話)、賀来菊子(第4話)、鳳圭一郎(第5話)、桂木、鳳唄子(第6話)、三枝の兄貴(第7話)、サブリナ・ニコリッチ、竜ケ崎花江、竜ケ崎蝶子、桂木(第9話)、海野洋平太、海野福子(第10話)