「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
愛猫と市営住宅に暮らす種田は、ある日突然市役所からペットの飼育禁止を言い渡される。ペットを手放すか、部屋を明け渡すかの選択を迫られ、ペットを飼っている住民たちは金田に相談。金田は役所に住民への説明会を開かせることで、事態の打開を試みるが、説明会でペットを飼っている住民と飼っていない住民の意見が対立。事態は悪化してしまう!