20年前、埼玉県立十二支高校の村中紀洋は、高校在学中に二つの伝説を打ち立てる。 一つ。グラウンドのバッターボックスから約160M離れた校舎の時計に打球を直撃させる。その時計は直撃当時の3時3分で止まったままとなっている。 二つ。全国高等学校野球選手権大会の3連覇を達成。 更にプロ野球・メジャーリーグにおいても結果を残すに至る。
それから20年。現在に至っては甲子園出場すらままならない弱小校に成り果てた十二支高校に、猿野天国は入学。 野球部への逆恨みで、野球を嫌悪していた猿野だが、野球部のマネージャー、鳥居凪に一目惚れし、野球部に入部を決意。
そして、20年前から止まったままの時計は動き出す・・・。
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