内容紹介
▼第1話/喜びの壁▼第2話/交渉人のルール▼第3話/身代金のルール▼第4話/空飛ぶヒーロー▼第5話/14階段▼第6話/穏やかな死▼第7話/長く暑い日▼第8話/家族の瞬間●登場人物/平賀=キートン・太一(母は日本人、父は英国人、英国国籍所持。オックスフォード大学出身、胡桃沢大学「考古学」講師兼フリーの保険調査員。元SASサバイバル教官)●あらすじ/スコットランドのある村に「喜びの壁」と呼ばれる壁があった。この壁は重要史跡だと言い張り、たった一人で保存運動をしている精油所の元技師・ベイン。その後の詳しい調査で壁には歴史的価値はないことが判明したのだが、キートンはベインという男と、壁に興味を持ち始める……(第1話)。▼イギリスで日本人誘拐事件が発生した。事件発生から10日経っても糸口がつかめず、困惑する警察。そこに突如キートンが現われた。被害者が保険会社ロイズの誘拐保険に加入していたため、キートンが誘拐交渉人として派遣されてきたというのだが……(第2話)。●本巻の特徴/第4話ではキートンがSASに在籍時、最も優秀な将校になれるのに曹長の地位に留まったことがわかる。そして第6話では、キートンのSAS爆弾処理班時代のエピソードが描かれるほか、第8話ではキートンの胡桃沢大学への復職話が持ち上がるが、結局駄目になってしまう。●主な登場キャラクター/平賀百合子、太平(第8話)
出版社からのコメント
考古学者にしてオプ(探偵)。元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官。さまざまなキャリアを持つ男・平賀=キートン・太一が、世界をまたにかけ、保険調査員として難事件に挑む、知性派サスペンス!!