憧れの兄・逢沢傑はU-15日本代表にして鎌倉学館サッカー部主将。その陰に隠れるどころか、あだ名は「ミスターノーゴール」の弟・逢沢駆は精神的に弱く、ストライカーとしての自信を失っていた。そんな二人を襲った交通事故が全てのはじまりだった。駆は兄の心臓を移植されることで一人生き残った駆は、一度はサッカーをやめることすら考えたが、兄が抱いていた世界を目指す強い意志を知り、再びストライカーの道を歩き出す決意を固めた!
サッカーがやりたい! 左目の視力とともに失いつつあったサッカーへの情熱。その熱き想いを取り戻した四季と、すべてを知り彼を再び迎え入れたチームメイトの間に、もはや軋轢はなかった‥‥。個がピッチで躍動し、チームが有機的に連動する。「新生」ブルーインパルスの快進撃が始まる! そして四季は、駆の中に眠るストライカーとしての天賦の才を見抜き‥‥。