●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。“2000年血の大みそか”で“ともだち”の作った巨大ロボットに敢然と立ち向かった男。死んだと思われたが18年ぶりに姿を現した)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。ケンヂの意志を継ぎ“ともだち”への復讐を誓う)、ともだち(ケンヂが幼少時代に書いた“よげんの書”をもとに地球滅亡を企てた男。2015年、ローマ法王を暗殺者から救い、世界に君臨する神となる。そしてウイルスを世界中にばらまき、世界を滅亡させた)●あらすじ/ともだち暦3年。北海道のあるラジオ局から“ケンヂの歌”を流し続けるDJは、食料を探して訪れた菓子工場の奥で、三年間隠れていたという謎の男に遭遇した。DJの問いかけには応じたものの、扉の向こうから出ようとしないその男に、DJは思い出話を語り始める。それは2000年の暮れに突然届いた、ケンヂからのハガキにまつわる思い出で…(第1話)。●本巻の特徴/18年ぶりに帰還したケンヂがたどり着いた東京では、“ともだち”が完全なる人類滅亡に向けて暴走を始めていた。空飛ぶ円盤から最終ウイルスを撒く予行演習が行なわれ、恐怖に怯える民衆。人々を救うべく“ともだち”の計画を分析したカンナが見つけた、唯一の避難場所とは…!?●その他の登場人物/ユキジ(ケンヂの幼なじみ。“血の大みそか”後、カンナの面倒を見ていた)、高須光代(元“ともだちランド”の従業員で、友民党の新幹事長)、小泉響子(“ともだち”のカラクリを知ってしまった、カンナの元同級生)、神様(予知能力がある老人。ホームレスから大金持ちになり、日本人初の民間宇宙旅行を実現)、マルオ(ケンヂの仲間。国民的歌手・春波夫のマネージャーをしながら仲間の行方を捜す)、ケロヨン(“血の大みそか”のとき、ケンヂの呼びかけを断った幼なじみ。その後、アメリカで移動そば屋を経営していた)、キリコ(カンナの母親。“血の大みそか”でばらまかれた細菌兵器をつくった研究者のひとり)、ヨシツネ(ケンヂの仲間。現在、ゲンジ一派を組織して“ともだち”政府に抵抗)、オッチョ(ケンヂの幼なじみ。棒術の達人。地方に隔離されたが、壁を越え東京に戻ってきた)
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