▼第20話/確保▼第21話/帰還▼第22話/予感▼第23話/逃避▼第24話/理由▼第25話/凝視▼第26話/写真▼第27話/空港▼第28話/1%▼第29話/脱走●登場人物/仙崎大輔(福岡海上保安部に所属する新米海上保安官)、浦部美晴(毎朝新聞の新人記者)
●あらすじ/悪天候の中、転覆したボートに近所の子ども・たけちゃんが乗っていたことを知った大輔は、懸命な救出活動を続けていた。ヘリで船をつり上げ、浮体を取付けて、船内にいる子どもを助け出そうとしていたが、船体に穴を開けた途端、大波を受けて浮体がはずれ流されてしまう。その衝撃でヘリにつながっていた3本ケーブルのうち1本が外れ、2本目が外れようとしたとき、大輔は夢中で船の中に飛び込んだ!! と同時に総てのケーブルが外れ、船は一瞬にして沈んでしまった(第21話)。▼大輔はたけちゃんを命がけで救いだした。早速、ヘリで病院へ搬送されるが、たけちゃんはしきりに母親に会いたがる。大輔は「もうすぐ皆に会える」と励ますしかなかった。ヘリが病院に到着するとたけちゃんを家族が迎えるが母親の姿はない。じつは、たけちゃんが救助される直前にすでに亡くなっていたのだ。それを知った大輔は…(第22話)。