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浅草・満月堂で和菓子職人の見習中の安藤奈津。六義園で催された一ツ橋流の茶会に供する和菓子を任されたが、初歩的なミスによってひびの入った和菓子を供してしまう。責任を感じた奈津は、置き手紙を残して満月堂を去り、叔母の住む福井へと向かう。満月堂の面々は奈津の身を案じて探すが、行方は分からないままだった。一方、福井での奈津は、やはり和菓子を拵えたいとの思いを新たにし職場を求め始める。満月堂で培った力は、福井の和菓子に通じるのか。年の瀬を控えた慌ただしい中、奈津の心は……。

投稿日
発売日
ページ数
204
投稿者
ゲスト投稿

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