影船八番艦の次の目的地は、マイアの探している大魔道師イルアンジャの情報が得られるという東の島、グリハラ。途中、補給のために寄った港で天才軍師アル・レオニス・ウル・グルラに出会う。アル・レオニスもグリハラを目指しており、影船に乗船するはずだったが、ウォルハンの進攻を知り、決別する。その後、途中の名も無き島で伝説にいう「闇の魔人衆(イベルグエン)」の技を使う男ギルス・ヴェダイを加えた一行は、グリハラを支配していた“導師”を倒し、アナハラムの娘メルダーザを連れてイルアンジャが向かったという内陸の聖地エル・グリハラへ向かう。
エル・グリハラに到着し、遺跡の地下で一行はイルアンジャと会う。しかしイルアンジャは発掘した「土武者」が動かないことに絶望し、精神に異常をきたしていた。魔道の業「ドルドルーヴォの火」によってファンたちを攻撃するイルアンジャだが、爆風によって突如動き出した「土武者」によって、感動の中撲殺される。トゥバンはファンのニホントウを借りて「土武者」を斬り、窮地を脱出するのだった。
グリハラを後にしたファンの船にフォレスト率いるロナルディアの船が襲いかかってきた。目的はマイアを捕らえることであり、「ドルドルーヴォの火」によってトゥバンを負傷させるも、ファンの巧みな操舵、そして戦闘術の前に敗れ去った。船には魔道の兵器(カノン)が積まれており、それを見たファンはロナルディアとの戦争を海王に提言すべく、海都へ赴く。