瞳の母が子宮癌で入院し、手遅れだと判る。暴力団とも組んでいる丹張商事に出資者になることを勧められた矢作は、勝手に瞳の名も出資者に連ねてしまった。全ての仕事をキャンセルし、母の看病をする瞳。そこで遂に父の名を聞き出す。一人は名脇役のベテラン俳優・沢村拓二。そしてもう一人は、人間ドラマの巨匠、脚本家・山本宗一だった! まず沢村に会った瞳は、彼が無精子症だと知った。母が亡くなった後山本に会った瞳は、父娘の名乗りを果たした後、彼に脚本を依頼する。償いとして書くことを承知した山本の脚本を受け、瞳のドラマ『めぐり愛』は制作開始した。しかし丹張商事に警察の手が入る! 矢作や、出資者にされていた瞳にも…。