●主な登場人物/茂野吾郎(高卒後、メジャーを目指して渡米した生粋のピッチャー。インディアナ・ホーネッツ所属)
●あらすじ/心臓の手術に成功したギブソンが突然、現役続行を宣言。しかも復帰戦で、いきなり吾郎と先発同士で投げ合うことに! 試合前、声をかけに行った吾郎に「お前と投げ合うのは不愉快」と、なぜか冷たい態度をとったギブソンだが、球威も制球も全くなく、初回からいきなり大ピンチに陥ってしまい…(第1話)。
●本巻の特徴/投球恐怖症(イップス)を克服してメジャー再昇格を果たしたものの、かつての豪快な投球が戻らない吾郎。そんな中、吾郎を治療した心理療法士・オリバーから、ギブソンの思いがけない過去を知らされて…?
●その他の登場人物/キーン(バッツからホーネッツに昇格した、強気の頭脳派捕手)、サンダース(3Aバッツで吾郎とバッテリーを組んでいた。現在はホーネッツのブルペン捕手兼球団職員)、ジョー・ギブソン(メジャーの大エース。かつて吾郎の実父・本田茂治を死球で殺してしまった過去を持つ)、ギブソンJr.(ギブソンの息子。3A時代の吾郎のライバル。メジャー昇格を果たし、W杯アメリカ代表にも選出)、清水薫(ソフトボール部に所属する女子大生。吾郎の幼なじみで恋人)