主人公・坂田光男のコワモテの先輩・徳山は、恋人の純子の美容院開業資金300万円を稼ぐため陸上自衛隊に入隊する。徳山は光男に、自分が留守の間、純子に他の男が寄りつかないように見張ることを命じた。ところが元来いいかげんな光男は、酔った勢いで自分が純子に手を出してしまう。開き直って純子と同棲する光男だが、徳山に純子の手紙で事態を感づかれ、自動小銃を持って脱隊し、乗り込んできた徳山に銃を向けられ、殺されかける。狼狽した光男は命乞いの苦しまぎれに、自分が自衛隊に入り300万円を稼ぐと口走り、かくして坂田光男の金も女も自由すらない自衛隊生活が始まった。