貧しいが、明るい働き者の娘だった、キヨコ。
最下層の出身で“命使い捨て”の殺し屋、よるくも。
よるくもの育ての親・中田はキヨコの母を殺し、彼女をさらった。
自らの命が長くないことを知る中田は、キヨコをよるくもの保護者としようと考えたのだ。
そして自分たち最下層民をいたぶり続ける支配者「荒磯精肉」の
御曹子・王子を殺そうと計画した中田。しかし、中田は王子に返り討ちにあい死亡、よるくもは王子に拉致された。
母も中田も失い、最も恐れる「ひとりぼっち」になったキヨコは、よるくもを取り戻すため、王子との死闘に臨む―――
そこに待つのは、絶望なのか救済なのか!!? ついに物語はラストを迎えます!!!
愛と痛みの完結巻!!
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