▼第50話/帰港▼第51話/笑顔▼第52話/沈没▼第53話/選択▼第54話/正解▼第55話/資格▼第56話/認定▼第57話/妊婦▼第58話/流出▼第59話/爆発 ●主な登場人物/仙崎大輔(福岡海上保安部に所属する新米海上保安官)、浦部美晴(毎朝新聞の新米記者。大輔とはお互いに惹かれあっている)
●あらすじ/不信船を追っていた巡視船“ながれ”だが、その不信船がレーダーの探知範囲から外れたことを確認し、海上警備行動を終了。「警告射撃までしたのは過剰防衛だったのではないか?」と大騒ぎになっている陸へ帰ることになった。港へ戻ってくると、乗務員の家族や恋人たちが大勢涙ながらに待っていたが、誰も迎えがいない大輔は1人寂しく帰路につく。そんな大輔の前に美晴が現れた…(第50話)。 ●本巻の特徴/関門海峡で船同士の衝突事後が発生。大輔たち潜水士は救助に向かう。初実戦となる大輔と組むのは先輩の下川。精一杯の救助活動をした2人だが、犠牲者が1人出てしまった。死を目の前にした大輔は、自分のせいで犠牲者が出てしまったのではないかと思い悩む。それから約1か月。今度はフェリーが事故を起こした。沈没寸前となりパニックになった船内で、大輔は必死の救助を続ける…。海難救助にかける男たちの姿がリアルに伝わってくる人気作の第5巻。 ●その他の登場人物/下川(大輔の先輩である優秀な潜水士。過去に起こしたある事件以来、笑顔を絶やさずにいる)、池澤(同じく先輩潜水士。下川とは同期だが、考え方があわない部分がある)