創造はヒトの本能。たとえば戦争中でも、「もっと強く美しい兵器を造りたい」という暗い熱情は抑えられなかった。この平和な時代にあって、「レーシングマシンを速くする」というクリエイティビティ溢れる行いがエンジニアやデザイナーを眠らせるわけがないのだ。車両規則にがんじがらめのF3でも開発の余地はある! 必ずどこかに!
「このエンジンとエアロ、もっともっと速くしてあの才能の塊のようなガキに渡そう。ヤツならきっとやってくれる。俺達をかつて無い程侮蔑した憎きAYKを倒してくれる。徹夜の作業なんてなんでもないさ。ヤツならやってくれる!」
想いは岡山に輸送されて……!!
「やるときはやる、カペタはそれができる男です。」――小林可夢偉(グランプリ・ドライバー)
月刊少年マガジンに掲載された、小林可夢偉、山本左近との対談も収録!!