車椅子バスケットのプレイヤーとしてシドニー、アテネ、北京のパラリンピック3大会連続日本代表選手となり、北京では日本選手主将も務めた京谷和幸さん。人気漫画家・井上雄彦氏が描く車椅子バスケ漫画「リアル」のモデルでもある。また、近年公開の映画「パラレル」では、妻・陽子さんとともに夫婦で主人公モデルとなった。元Jリーガーでジェフ市原のMFとして活躍していた京谷さんは、Jリーグ開幕の1993年、交通事故により脊髄損傷、下半身不随という傷を負い、車椅子生活に。事故当時、婚約者だった妻・陽子さんは結婚を望み、事故10日後に入籍。Jリーガーの栄光から奈落の底に落とされた和幸さんを献身的にサポート。その後、1男1女にも恵まれ、事故から16年たった現在の京谷さんの活躍を常に「いちばん近いサポーター」として支え続けてきた。この本は、2人の出会いから恋愛、事故、車椅子バスケとの出会い、出産、これからの希望を描きつくした感動の夫婦ラブストーリー。夫婦だから、家族がいるから、ここまでがんばれる!と思わせてくれる1冊。