仕事は楽しいかね?≪最終講義≫ 仕事は楽しいかね?
- 作家名
- デイル・ドーテン
良い会社には、ごく少数ながら、特別な人々がいる。
彼らは自分の働く会社が、顧客にとっても従業員にとっても、特別な会社となるように力を尽くしているんだ。
そういう人々は、地位の上下に関わらず、会社のあらゆるレベルに存在する。
ときには、社員ですらない場合だってある。納入業者とか、コンサルタントとかね。
そうした一握りの特別な人々が、会社を特別にしているんだ。
もちろん、その会社の製品を一味違うものにする、独自の製法や方式もあるだろう。
だけどそうしたアイディアも、元をただせば一握りの特別な人々から生み出されたんだよ。
そういう人々はただ特別なだけじゃない。
彼らの特別さは人に伝染する。
周りの人まで巻き込まずにはおかないんだ。
(プロローグより)