思い通りにならない人生をどのように受け止め、置かれた条件の中で、自分なりの花を咲かせようとするかしないかは、人間に与えられた自由であり、その受けとめ方にそれぞれの個性が現れる、と語る著者は、ノートルダム清心女子大学(岡山)で88歳のいまも「人格論」の講義をお持ちのシスターです。
「人を許さない人は上位に立っているのではなく、他人の支配下にある人」「失ったものではなく、得たものに目を向けて生きよう」「依頼心や甘えを捨てたとき、力が生まれ、道がひらける」「興味のわかない単調な作業を、やりがいのある仕事に変える秘訣がある」……。こだわりや悲しみから心を自由にして強く生き抜く人生のヒントを、身近な具体例と深い人生経験から導かれたメッセージでわかりやすく伝えます。
ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』に続く本書は、学生から大人まで、どの世代にも新鮮な気づきをもたらし、心を整え、励ましてくれる本です。