俺に初めて彼女が出来たので、幼馴染みでセックスの練習をしておく事にする。

「ったく、アンタって本当にだらしない男ねぇ」

朝の登校中、顔を合わせて開口一番に憎まれ口を叩いてくるコイツは、俺の幼馴染みの七瀬ミズキ。
家も近所で幼稚園の頃からずっと一緒の、いわゆる腐れ縁ってヤツだ。
俺はコイツの事を心底鬱陶しく思っていた。
お前だって気遣いも無ければ、口も悪く暴力的で、女らしさを微塵も感じさせないガサツ女じゃねえか。

そんな俺にも彼女が出来た。
何と美人でお嬢様と名高い、藤崎ヤヨイさんが俺に告白してきたのだ。
まさか俺が、こんなお姫様と付き合う事になるなんてな！

しかし、今まで女の子と付き合った事なんてないってのに
突然こんなお嬢様と付き合う事になるなんて、正直どうすればいいのかサッパリ分からん…
アイツの言葉が参考になるか分からないが、俺はミズキのヤツに相談する事にした。

ミズキから返ってきた答えは全く意外なものだった。

「アンタ…私で童貞捨てておきなさい」