昭和の落語界を舞台に、二人の落語家の才能と生き様のせめぎ合いを濃密に描く!
昭和最後の大名人・有楽亭八雲が弟子の与太郎に語って聞かせる、亡き友・助六との約束の噺とは……。――貧乏どん底二人暮らしの菊比古(後の八雲)と助六。遊び暮らしてるのに、冴えた芸をみせる売れっ子の助六に、菊比古の焦りは募る。ところがそんな菊比古にも、芸の目が開く時がやって来る。そしてついに二ツ目から真打へ。上りッ調子の芸とは裏腹に、菊比古と助六の関係は変わっていく。また、菊比古とみよ吉の間にも……!? 八雲と助六篇、波乱必至!
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