島耕作はフィリピンへ出向となった。社長夫人・大泉笙子の怒りをかったための、突然の異動であった。現地法人に雇われる形となった島に、ローラという有能な秘書がついた。前任者の放蕩ぶりに、日本人に対して不信感を抱いていたローラだが、島の誠実さを見て、少しずつ心を開いてゆく。しかし、同僚が気をまわして島の部屋へ呼んだ女性と、バッタリ出会ってしまう。すっかりよそよそしくなったローラに、島は上司として真摯(しんし)な態度で、彼女の心をつかもうと奮闘する。
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