事故により命を落とした青年は、生前憧れたファンタジーの世界へ転生することになった。神様の依頼によって。神様が見せてくれた世界は、竜もいる魔法もある、魔術師の地位が高い異世界。魔術師一家の長男・ユリスとして転生することになるが、彼に待っていたのは、思いもよらない"落ちこぼれ"人生だった――――。「魔力は使わないで欲しい」 神様のミッションを胸に、魔力第一主義の世界で彼は魔力を使わずにどう生き抜こうというのか。騎士になるべく騎士養成学校へ通い始めたユリスは、魔力の使えないハンデを抱えながらも騎士見習いの同級生達と一緒に成長して行く。そこで出会った一つの竜の卵。竜の中の王とよばれる黒竜の幼子と契約する事に成功したユリスは、竜に乗って世界を駆ける騎竜士として人生を歩み始めていく-------。