生活習慣病、老化の予防に有効な発酵食品「みそ」を、野菜や肉、魚といっしょに食べるみそ汁こそ、日本人の健康を守るメニュー。いつものみそ汁の健康力をアップするコツを伝授する1冊です。
みそがいかに食品としてすぐれているか、ご存じですか? 大豆をゆでてすりつぶし、麹を加えて発酵させたのがみそ。この発酵によって、体ではすべてを作れない必須アミノ酸やビタミン・ミネラル類が、大豆そのものを食べるときよりもふえ、吸収されやすくなっています。だから、毎日食べると、ガンや心臓病など、生活習慣病の予防に効果があるという報告がたくさんあります。さらに、みそには体の酸化をすすめる物質に対抗する抗酸化物質が含まれているため、老化防止にも役立つと言われています。そのほかにも解毒力の向上、疲労の回復、リラックス効果、消化の促進、整腸作用など、いろいろな効果が報告されているのが「みそ」なのです。このみそと、野菜や肉、魚介、卵、とうふ・大豆製品と組み合わせて料理する「みそ汁」こそ、毎日食べて、健康力アップに役立てたい1品なのです。本書では、おいしく作るためのコツはもちろん、もっと手間なしで味わうためのテクニック、外出先にも携帯して飲める「みそ玉」の紹介なども行います。また、いつものみそ汁の栄養力をアップするために何を加えればいいかのヒントメニューの紹介や、もっと楽しむために干し野菜のみそ汁、ごちそうみそ汁、作ってみたいご当地みそ汁など、楽しいレシピ紹介もしています。さらに、珍しい肉のみそ汁もラインナップして、みなさまの健康力アップに役立つ内容となっています。