明日もきっと幸せです。/授かった3人の息子はみな障害児だった―/生きることの意味、幸せの形、家族という幸福。佐々木家の20年に、熱い涙と微笑を!
授かった3人の息子は、それぞれタイプの異なる障害児だった。……どこまでも明るい佐々木家の20年、長男洋平の死までを描く。/父・博之が19年前に書いた「父さんから洋平への手紙」と、母・志穂美の20年を俯瞰するエッセイ、成人を迎えた洋平へ父からの手紙、そして、母が書いた「長い長いあとがき~洋平の死」の4部構成。/長男の洋平は施設で暮らす20才になる重度障害者。次男のダイは私立高校に通う高校3年生で、高機能自閉症。三男の航は特別支援学級に通う中学3年生、知的障害もある重度の自閉症児。そんな三人の息子に恵まれた佐々木家の父と母は、たいへんなこともたくさんの心配も、ユーモアと愛で乗り切って、生きてきた。/重い運命を生きながら、どこまでも明るく、そして涙なしには読めない感動の書。生きること、家族とは、幸せとは……。読者はそこに多くのメッセージを読み取ることでしょう/(解説:玄侑宗久)