2004年3月、全米チアダンスコンテストでグランプリを獲得した、神奈川県立厚木高校ダンスドリル部。そのニュースは3大紙、NHK、民放各社、雑誌など広くトップニュースとして取材された。ごく普通の高校生が、栄冠を得るまでの努力と友情のドキュメンタリー。「スポーツ推薦がある訳でもない公立高校」「ほぼ全員がダンス初心者」「たった2年間の部活で栄冠を獲得」「最初は、国内大会の予選も通過できなかった」など、ないないづくしの彼女たちは、どうして上り詰めることができたのか? ダンスにとって致命的な柔軟性のなさ、学校勉強をめぐる親との葛藤、チームワーク作りの難しさ、ダンスが上達しない・・・、ひとつひとつ階段を努力と友情でクリアして、チームとしてのパワーがそなわっていく。部員全員、部の顧問、チアダンス協会などに綿密に取材。現代の高校生っぽさの中に見られる、青春ストーリー。思わず胸が熱くならずにはいられない物語。