▼第1話/怪しい雲行き▼第2話/ダメ元作戦▼第3話/清水の狙い▼第4話/バウンド投球▼第5話/無茶な作戦▼第6話/不敵な笑み▼第7話/狙い打ち▼第8話/ぬける球▼第9話/Never Give Up!! ▼第10話/どしゃ降りの雨●主な登場人物/茂野吾郎(名門・海堂高校から、野球部のない私立聖秀学院に編入。経験者は数人しかいない野球部を作り、再びゼロから甲子園を目指す)●あらすじ/夏の甲子園を目指しての神奈川県予選準々決勝。聖秀学院は、いよいよ王者・海堂と対戦する。初回、海堂は手堅いスクイズ攻撃で1点を先取。続く2回裏も海堂の攻勢は続く。先頭打者がフォアボールを選び、すかさず盗塁。次打者のファーストゴロの間に3塁へ進み、1死3塁と追加点のチャンスを迎えた。ここで海堂はまたしてもスクイズを仕掛けてくるが、吾郎はそれを阻止するために、イチかバチかの作戦を実行する!!(第1話)●本巻の特徴/吾郎の力投で、聖秀は強豪・海堂を相手に健闘を続ける。しかし3回裏、2順目に入った海堂打線は、確実に吾郎をとらえだした。前日にビデオで吾郎の投球を研究し、決定的な攻略法を見つけた4番バッターの寿也が、ライトスタンドに突き刺さるスリーランを放ち、4対0とリードを広げる。だがここで、試合途中から降りだした雨の勢いが強くなった。審判団は中止か続行かを審議。海堂は当然、試合続行を主張する。また、普通ならノーゲームになれば命拾いのはずの聖秀も強行を望み、結局試合は続行される。そしてこの雨により、試合は思わぬ方向に展開しだす。●その他の登場人物/佐藤寿也(海堂の天才捕手。吾郎の初めての野球友達で、かつては吾郎とバッテリーを組んでいた)、江頭哲文(海堂高校野球部チーフマネージャー。別名監督代行で、海堂の実質ナンバー2)、清水大河(リトルリーグ、シニアリーグで5年間レギュラーだった実力派。聖秀に入学しショートを守る)、田代(父親に野球を禁止されてやる気をなくしていたが、吾郎の姿を見て発奮。キャッチャーをつとめる)、藤井(元はナンパ野郎で野球には興味がなかったが、吾郎の豪球を見て心が動き、本気で取り組みだす。ポジションはセカンド)
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