絵画や蒸留器具、香料や植物図版など、いろいろな図といっしょにアロマテラピーの歴史を簡単にたどります。
写真に短い解説がつくかたちになっています。ひとつひとつの文章は短いので、あいまに読める気軽な本です。
〈もくじ〉
アロマテラピーの源流
人類と香り
エジプト人と香
インド伝統医学・アーユルヴェーダ
ソロモン王とシバの女王の伝説
「医学の父」ヒポクラテス
「植物学の父」テオプラストス
アレクサンドロス大王の東方遠征と東西文化の交流
古代エジプト最後の女王クレオパトラ
『新約聖書』の香りの逸話
博物学者プリニウス
暴君と言われたローマ皇帝ネロ
「薬学の父」ディオスコリデス
西洋医学に君臨したガレノス
中国医学と本草書
水蒸気蒸留法と精油の登場
蒸留法と錬金術
アラビア医学の権威イブン・シーナー
イタリアのサレルノ医学校
蒸留酒と「アクア・ミラビリス」
ペストの大流行
十字軍の遠征と東西文化の交流
大航海時代の幕開け
活版印刷とドイツの植物学
イギリスの植物学者・ハーバリスト
盛んだった精油の研究
蘭方と精油
貴族と香水文化
近代科学の発展と香り
「アロマテラピー」の登場と普及
「アロマテラピー」と命名したガットフォセ
イギリスの「アロマセラピー」
補:イブン・シーナーの哲学