▼第39話/執着▼第40話/小さな17歳▼第41話/プロポーズ▼第42話/動き出した時間▼第43話/拒絶▼第44話/友達▼第45話/告白▼第46話/ふぞろいの遺物
●主な登場人物/斉藤英二郎(永禄大学附属病院の研修医。現在、最後の研修先・泌尿器科で研修中)
●あらすじ/永大初の“脳死下での臓器移植”が終了した。ドナーとなった青年の葬式に訪れた皆川は、「ここの両親は息子の臓器を金で売った」と誤解する参列者の声を聞き、斉藤もまた腎臓移植を受けた患者が罪悪感を感じている様子を目の当たりにする。自分が脳死になったとき臓器提供をするか否かでも、考え方が正反対の斉藤と皆川は、いまだにギクシャクした関係が続いていた。そんなこともあって、斉藤は近藤ムツミに結婚のコツを訊ねるが、そこから永大泌尿器科の過去に関わる、ひとりの少女の存在が…(第39話)。
●本巻の特徴/脳死が人の死か否かで揺れた時代。若かりし頃の近藤夫妻と、腎臓の病で10歳で成長の止まったひとりの少女。現在の移植手術の当事者である斉藤に語られる、永大泌尿器科の過去とは…!?
●その他の登場人物/皆川由紀子(斉藤の恋人。永大附属病院の看護師。NICU[新生児集中治療室]から最近、脳外科の集中治療室に異動。赤城への移植の件で、斉藤とはお互いすれ違いに)、赤城カオリ(永大附属病院を最近退職した元看護師。11歳の時にI型糖尿病を発症、現在は透析治療中。腎臓移植を受けない限り死に至る可能性大)、近藤ムツミ(永大附属病院泌尿器科の医師。斉藤の指導医。移植医療には絶対反対の立場)、近藤敏夫(近藤ムツミの夫。泌尿器科兼先進移植医療が専門の、いわゆる移植医。斉藤と赤城の移植に関しては赤城の主治医に)、高輪美和(かつて永大泌尿器科に入院していた少女。腎臓に重い疾患を患っている)
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