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「そう、繭墨あざかと小田桐勤――――――――最後の事件だよ」
「小田桐君、何故、内臓は落下するんだと思う?」再び内臓落下事件が起きた。
いつかどこかで見た怪異を、繭墨は紅い女の罠だと言い、反撃の切っ掛けになるかもしれないと涼やかに笑った。
最近の繭墨はなんだかいつもの彼女らしくない。
人の死を嗤い、不幸を悦び、惨劇を望む最低で最悪な少女。
それでも僕は彼女の力がなければ生きられず、だからこそ救わねばならないはずだったのに……。
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第12弾。
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- 320
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