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「ねえ、小田桐勤。君は繭墨あざかを、殺さなくていいのかい?」
「繭墨あざかは、必ず殺される運命にあるんだよ」
その言葉の意味に改めて気づく。
未来を見る御影粒良は繭墨と自らの死を予言した。
だが、運命は自分の手で変えられなければおかしい。
粒良は死の条件を覆すため協力を求めてきたのだ。
二人の死を回避するには粒良の左眼を潰さねばならない。
そのため僕らは、自らの肉を食事としてふるまう代わりに、
自殺を求める少女の宴に参加するのだが……。
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第11弾!
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- ページ数
- 359
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- ゲスト投稿