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「救われますよ…………………………何よりも救われます」
「二人が殺されたからと言って、ボクに困ることは何もない」繭墨あざかは柔らかな声で断言する。
彼女の言葉は理解できるが、怒りは募る。
ヒルガオを失った嵯峨雄介は、唐繰舞姫と繭墨あさとを殺すと言い、失踪した。
この復讐を止めなければ、今度こそ彼の心は崩壊するだろう。
焦りと後悔に苛まれる僕に、繭墨が告げたのは、あさとが座敷牢から抜け出したという最悪な事態の訪れだった――
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第8弾!
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- 328
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